企画者はスタイリストで舞台設計家のイザベル・ムラン。
彼女は311の震災と原発事故後、居ても立っても居られずある企画を一人で練り始めた。
それが "SILK ME BACK"
リヨンと日本の関係はとても古く、深いつながりを持っていた事を知った!それは絹というものを通して。
歴史的関係は、なんと江戸末期まで遡るとさ。
当時、リヨンはヨーロッパの「絹の街」として絹織物産業で栄えていたが、1860年代にヨーロッパで蚕の伝染病が流行し、リヨンの絹織物産業が大きな打撃を受けたところ、日本の織物業者が横浜湾から病気に強い日本の蚕と生糸いっぱいの箱を15000個もプレゼントしたらしい!
そのおかげでリヨンは再び絹の大都市として復活したそうだ。
そしてそれが契機となってリヨンと横浜との交易が活発に行われるようになっていったのだ。
スタイリストであるイザベルはそれから150年経った今、震災を機にそのお礼を(お返しを)するべきではないかと考えたのでした。それが、"SILK ME BACK."
彼女の求心力とエネルギーで次から次へと賛同者が集まり、徐々に規模が膨らみリヨンの市長やブランドのエルメスなども関わった大きなイベントとなったのだ。
私が参加したオープニングライブは1924年に作られた絹織物工場で行われた。

この建物も一時期は取り壊されそうになったがなんとか記念建造物として保存される事になった。
オープニングライブはイザベルお気に入り若手ミュージシャン達とのコラボだった。

ジョゼフとピエール。(左はイザベル)
エレクトロニック音楽をやっている二人組で、なんと蚕の音や絹を織る機の実験室からもらい、そのノイズに合わせて何曲も作曲していた。
私は本番3日前にリヨンに行き彼らと色々練った。
何曲かに日本の民謡を乗せたり、フルートで即興したり、語りを入れたりと、、新鮮で楽しい作業だった。
本番前日は工場でリハしたけど廃墟には電気がなくこんな暗い中リハ。
とにかく雰囲気は抜群!一人だったら絶対怖いけどね、、!
ライブの日は同時にたくさんのアーティストの展示会のスタートでもあった。
テーマはもちろん日本、絹、震災。。

(折り紙?紙でできた立体的な着物!)
来年は日本とフランスのアーティストがデザインした着物のファッションショーをし、その売り上げを被災地への義援金にするのです。
工場でのライブあまりにも素晴らしすぎるロケーションで写真で表現するのが一番いいかと、、

子供達の走る音も笑い声も蜘蛛の巣も割れたガラスも全て絵になる空間で唄うのは最高だった。

こちら夜の風景。

こちらイザベルと私をつなげてくれたリヨン在住の大親友★

























